『お金の大学』を読んだ感想|50代、全部マネしなくても変われた

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本の感想 『お金の大学』全部マネしなくても変われた!

『お金の大学』という本が気になっている。でも、こう思っていませんか。

  • 有名な本だけど、本当に役に立つの?
  • YouTubeで十分、本はいらないのでは?
  • 初版と改訂版、どちらを読めばいいの?

「YouTubeで十分では?」は、読む前の私も思っていました。

『お金の大学』は、2020年に発売されてすぐ読みました。44歳のときです。2024年に出た改訂版も持っています。今は50歳で、FP(ファイナンシャルプランナー=お金の相談に乗る専門家)の資格も持っています。

この記事に書くのは、次の3つです。

先に答えを書きます。私は本の内容を全部はマネしていません。それでも、家計も株価の見方も変わりました。

ちょきまる

全部できなくても大丈夫、という話です。

目次

『お金の大学』は、お金の「5つの力」を順番に鍛える本です

貯める・増やす・稼ぐ・使う・守るを、順番に身につける本です

『本当の自由を手に入れる お金の大学』(朝日新聞出版)は、私たちの世代が学校でほとんど教わらなかったお金の知識を、1冊にまとめた本です。目指すのは、お金の不安がない生活です。

著者の両学長は、YouTubeでお金の話を発信しています。公式プロフィールによると、高校在学中に起業した会社経営者で、投資家でもあります。本では、若いころからの失敗談も交えながら、お金の知識を丁寧に教えてくれます。

(出典:リベラルアーツ大学「メンバー自己紹介『両 @学長』」)

私が両学長を知ったのは、YouTubeでした。本は、動画で話している中身をぎゅっと凝縮した1冊です。動画には、本に書ききれなかった話もたくさんあります。

だから読む前は、正直「もう聞いた話だし、本を買う必要があるかな」と思っていました。実際に読むと、図解やイラストで丁寧に書かれていて、深く学べました。

本の中心にあるのは、お金の「5つの力」です。

  • 貯める力:支出を減らして、お金を残す力
  • 増やす力:貯めたお金を、投資で増やす力
  • 稼ぐ力:転職や副業で、収入を増やす力
  • 使う力:価値のあることに、お金を使う力
  • 守る力:築いた資産を、失わないように守る力

5つの力を、順番に鍛えていく構成です。家計の見直しから投資、副業まで、1冊でひととおり学べます。

改訂版では、5つの力の順番が変わりました

私は初版と改訂版の両方を持っています。並べてみると、5つの力の順番が違うのです。

順番初版(2020年)改訂版(2024年)
1貯める貯める
2稼ぐ増やす
3増やす稼ぐ
4守る使う
5使う守る

「稼ぐ」と「増やす」、「使う」と「守る」が、それぞれ入れ替わっています。とくに大きいのは、「稼ぐ」と「増やす」の入れ替えです。

理由について、著者の両学長は公式サイトのQ&Aで答えています。要点は次の2つです。

  • 稼ぐ力は、すぐには結果が出ない
  • 新NISAで、投資を始めやすくなった

まず家計を整える。次に、お金が増える仕組みを作る。そのあとで収入を伸ばす、という順番にしたそうです。

(出典:リベシティ公式サイト「書籍『改訂版 お金の大学』」書籍についてのQ&A「5つの力について」)

副業で結果が出るまでには、時間がかかります。先に、家計と投資の仕組みを作っておく。50代の私には、改訂版の順番のほうがしっくりきます。

このブログのカテゴリーも、5つの力で分けています

私のブログ「みんなの貯金箱」のメニューには、「貯める貯金箱」「増やす貯金箱」「稼ぐ貯金箱」が並んでいます。カテゴリーの分け方は、『お金の大学』を参考にしました。

本を読んで、お金を5つの力で考えるようになりました。自分の家計の記録を残すときにも、同じ分け方が一番しっくりきたのです。

読んで最初にやったのは、固定費の洗い出しでした

本の《貯める》の章は、固定費(毎月かならず出ていくお金)の見直しから始まります。スマホ、サブスク、保険と、順番に見直していく流れです。

ちょきまる

私は、本に書いてある順番のとおりにやりました。

大手キャリアのスマホを、格安SIMに変えました

読む前は、大手キャリアのスマホを使うのが当たり前でした。料金について、何も考えていなかったのです。

格安SIMに変えて、スマホ代は大きく下がりました。乗り換えた体験は、こちらの記事に書いています。

サブスクは、見直したら余計な契約はほとんど無かった

サブスク(毎月定額で払うサービス)も見直しました。

ただ、もともと余計なサブスクには、ほとんど入っていませんでした。見直したのに、削れるサブスクが無かったのです。

全部の項目で、大きく削れるわけではありません。削れるところと削れないところがある、と分かっただけでも、見直した意味はありました。

保険の解約には、2年半かかりました

いちばん勇気が必要だったのは、保険でした。

私が解約したのは、次の2つです。

  • 貯蓄型の終身保険:月3,892円
  • 医療保険:月8,524円

合わせて月12,416円になります。

本を読んだのは2020年6月。解約したのは2023年1月です。頭では分かっていても、実際に解約するまでに2年半かかりました。

怖かったのは、「病気になったらどうしよう」という気持ちです。

日本には、公的な医療保険があります。医療費が高くなりすぎたときには、高額療養費制度(1か月の医療費の自己負担に上限がある制度)も使えます。現金の備えもある。頭では分かっていました。

でも、病気になるかどうか、どのくらいの病気になるかは、誰にも分かりません。保険をやめるのが、なかなか怖かったのです。

解約したあとは、払っていた保険料と同じ額を、毎月つもり貯金しています。保険料の代わりに、自分で貯めています。

ちょきまる

保険の考え方は人それぞれ。あくまで私の判断です。

⚠️保険をやめる前に、確かめてほしい点は3つです。

  • 今の保障の中身
  • 公的な保障で足りるか
  • 手元の現金で備えられるか

一度やめた保険に入り直そうとすると、年齢や健康状態によって、保険料が上がったり、入れなかったりする場合があります。

貯蓄型の保険は、やめる時期によっては、戻ってくるお金が払った保険料より少なくなることがあります。

契約内容を確かめてから判断してください。

株価を、毎日は見なくなりました

積み立ては、本を読む前の2018年から始めていました

『お金の大学』を読んで、投資を始めたわけではありません。積み立ては、2018年から始めていました。

ただ、優待(株主がもらえる品物や割引)目的で買った株は、毎日画面を見ていました。上がれば嬉しい。下がれば「売ったほうがいいのかな」と、そわそわする。毎日の株価に、気持ちが振り回されていました。

株を始めたばかりのころの話は、こちらの記事に書いています。

本で知った、下がっても持ち続ける理由

考え方が変わったのは、この本で、株価を長い期間で見るとどう動いてきたかを知ってからです。今の改訂版なら「暴落しても大丈夫!鬼のホールド力を身につけよう」の項目です(改訂版p.206〜)。

私が受け取ったのは、次の2つです。

  • 下がる期間より、上がる期間のほうが長い
  • 売り逃げようとすると、大きく上がる日を逃す

株価が大きく上がる日は、いつ来るか分かりません。怖くなって株を売っていると、その日を、株を持たないまま迎えてしまいます。具体的な数字は、株を始めたばかりのころの話を書いた記事で紹介しています。

どちらも過去のデータから見えた話で、この先も同じになるとは限りません。それに、私が下がっても持ち続けられるのは、生活費とは別のお金で投資しているからです。

毎日の上がり下がりより、長い時間をかけた成長を見る。長い目で見られるようになってから、株価を毎日見る意味がなくなりました。今、画面を見るのは週に1回くらいです。

ただし、持ち続ける話はインデックス投資の場合です

本では、持ち続ける話はインデックス投資(市場全体に分散して投資する方法)の場合だと、はっきり書かれています。個別の会社の株は別です。

私は今も、優待目的で最初に買った大手スーパーの株を持っています。ほかの個別株も、経済は成長していくという前提で、上がり下がりしながらも長い目で見ています。

ただ、これは私の判断で、本がすすめている持ち方ではありません。会社は、倒産することもあります。

お金について、私は知らないことばかり。本からの学びは数えきれません。持ち続ける考え方も、その一つです。

家と車は、リセールや価値まで考えずに選んでいました

本は「家や車を買うな」とは言っていません

改訂版の目次には「車は買うな!」という強い言葉も出てきます。ただ、中身を読むと、家や車を買うな、とは書いていません。

本の立場を私なりにまとめると、次のとおりです。趣味で選ぶなら、好きにすればいい。ただし、売るときの値段(リセール)や、本当の価値を見誤ると、お金が貯まるまでの道が遠回りになる。

家は、本を読む前に買っていました

家は、本を読む前にすでに買っていました。読んだあとなら、家に対する考え方は変わっていたと思います。

車は、本を読んだあとに新車を選びました

車は、本を読んだあとに新車を買いました。子どもの送迎や、遠くにある妻の実家への帰省を考えた結果です。

本の考え方を知ったうえで、家族の事情を優先して選びました。リセールまでは考えていませんでした。

その代わり、自動車保険を見直して、本の考え方に沿って車両保険(自分の車の修理代を補う保険)は外しています。車の選び方は本と違っても、保険は本のとおりにできました。

稼ぐ力は、まだ途中です

5つの力のうち、稼ぐ力は、ほとんど身についていません。

今の挑戦は2つあります。このブログと、家の不用品のメルカリ販売です。どちらも、副業で収入を増やす練習だと思っています。

ちょきまる

本に書いてあることは、ほかにもたくさん実践しています。
まだ途中なのは、稼ぐ力です。

50代が読むなら、最初から順番どおりに

最初から読んでください。順番に意味があります

50代が読むなら、最初から読むのがいいと思います。

改訂版は、貯める・増やす・稼ぐ・使う・守るの順に並んでいます。支出を減らしてから、資産を増やす。そのあとで収入を増やす。5つの力の順番そのものが、『お金の大学』の大事な中身です。

家も車も買った人は、固定費と保険から

家や車の章を読んで、「もう遅い」と感じる人もいると思います。

私なら、始めるのは固定費と保険からです。スマホとサブスクは、今日から見直せます。保険は、上に書いた3つを確かめてから決めてください。

買うなら、改訂版がおすすめです

これから買うなら、改訂版をおすすめします。

改訂版は、統計データなどの数字が新しくなり、新NISAにも対応しています。初版と改訂版の両方を持っている私の感想です。

  • 書名:改訂版 本当の自由を手に入れる お金の大学
  • 著者:両@リベ大学長
  • 出版社:朝日新聞出版
  • 定価:1,650円(税込・2026年9月時点)

(出典:朝日新聞出版「改訂版 本当の自由を手に入れる お金の大学」)

まとめ|全部マネしなくても、家計は変えられる

この記事の要点は、次の3つです。

  • 固定費と保険は、あとからでも見直せる
  • 株価は、毎日見なくていい
  • 全部やらなくていい

家も車も、リセールまでは考えずに選びました。稼ぐ力もまだ途中です。それでも、固定費と保険と、株価の見方は変わりました。

固定費、保険、家や車、株の持ち方。この記事で紹介したのは、『お金の大学』のほんの一部です。本には他にも、税金、副業、お金の守り方まで、たくさんの知識が詰まっています。私も、読んでから少しずつ実践してきました。

本に書いてあることを一つずつ実践していけば、多くの人が今より楽になると思います。

今日の一歩|毎月出ていくお金を、紙に書き出してみる

まずは、毎月かならず出ていくお金を、紙に書き出してみてください。スマホ代、サブスク、保険料。3つだけでも大丈夫です。

私も、固定費の書き出しから始めました。スマホ代の見直し方は、こちらの記事にまとめています。

全部マネしなくても、家計は変えられます。

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