- ふるさと納税が気になるけど、得なのか損なのか分からない
- 楽天ふるさと納税で、ポイントの上乗せがなくなった
- 今年も続けるか、何を選べばいいか迷っている
- 先にまとまったお金を出すのも、正直ためらう
私も同じでした。
調べても、出てくるのは返礼品のランキングや比較ばかりです。続けている人が、何を考えて選んでいるのかは、なかなか見えてきません。
私は50代の会社員で、FP(ファイナンシャル・プランナー)の資格を持っています。
楽天ふるさと納税は2022年から毎年使っていて、今年で5年目です。ここ数年は、家族の医療費控除のために確定申告もしています。
この記事に書くのは、次の3つです。
読み終えるころには、今年のふるさと納税を始めるか、続けるか、何を選ぶかを決める材料がそろいますよ。
先に結論です。
ポイントの上乗せがなくなっても、私は楽天でふるさと納税を続けています。理由は、使い慣れた画面と、かさばる日用品がまとめて家に届く便利さです。
ただし、上限額と手続きは毎年確かめています。
始める前は「結局、得なのか損なのか」が分かりませんでした
ふるさと納税という言葉は、ずっと前から知っていました。それでも、なかなか始められませんでした。
結局、得なのか損なのかが分からなかったからです。寄付をすると税金が安くなる、と聞いても、税金の仕組みそのものがよく分かっていませんでした。
分かるようになったきっかけは、ブログやYouTubeです。制度を分かりやすく説明してくれる記事や動画が増えて、自己負担の2,000円を除いた分が、税金から差し引かれる仕組みだと、ようやく理解できました。
仕組みが分かって、私はこう思いました。
節税にはならない。でも、どうせ払う税金で、お礼の品がもらえる分はお得だ
ふるさと納税で、払う税金の合計が減るわけではありません。翌年に払う税金の一部を、先に好きな自治体へ寄付する形です。
それでも、上限額の中なら、自己負担の2,000円で返礼品を受け取れます。ここが腑に落ちて、やってみようと思えました。
FPの資格を持っている今なら、もう少し整理して説明できます。
- ふるさと納税は、好きな自治体への寄付
- 寄付の合計−2,000円が、税金から引かれる
- お礼として、自治体から返礼品が届く
税金(所得税と住民税)から引かれるのは、上限額の中で寄付し、必要な手続きをした場合です。
自分の上限額は、楽天ふるさと納税のシミュレーションに年収や家族構成を入れると、目安がすぐに分かります。
(出典:楽天ふるさと納税「控除限度額の目安」)
細かい仕組みは、楽天などのサイトの説明に任せます。続けている私が、何を考えて選んでいるかをお伝えするのが、この記事の役目です。
最初のころに選んでいた返礼品は、季節の果物やお肉、海産物でした。今は、まったく違う種類の返礼品を選んでいます。
ポイント目当てだった私が、上乗せがなくなっても楽天で続ける理由
始めたころの楽天ふるさと納税は、楽天のポイントが目当てでした。普段の買い物と同じように、寄付にもポイントがついたからです。
ところが、2025年10月から、ふるさと納税のサイトが寄付にポイントを上乗せするのは禁止されました。
楽天ふるさと納税でも、楽天市場の通常のポイントや、楽天のサービスを使うほど倍率が上がる仕組み(SPU)の対象外になっています。(出典:楽天市場「楽天ふるさと納税におけるポイント付与ルール変更のおしらせ」)
それでも、私は楽天を使い続けています。今の理由は、数年使ってきて、画面が見やすく、使い方が分かっているからです。
ちょきまる慣れた画面で迷わず寄付できるのは、思っていた以上に楽ですよ!
先にお伝えしておくと、ここ数年は楽天だけを使っていて、ほかのサイトと比べた記事ではありません。
もう一つ、カードで払った分の普通のポイントは、今もつきます。禁止されたのは、ふるさと納税のサイトが寄付に上乗せするポイントです。
私は三井住友カードで払っていて、三井住友カードも、ふるさと納税のカード払いは通常のポイントの対象だと案内しています。(出典:三井住友カード「ふるさと納税はクレジットカードで支払える!メリットや注意点、カード名義まで徹底解説」)
何%つくかはカードの種類で変わるので、お手持ちのカードの案内を見てください。
楽天で一つだけ気をつけていること|メール配信のチェック
楽天ふるさと納税で寄付するときは、メール配信のチェックを外しています。
チェックが入ったまま寄付すると、自治体やお店からのメールがたくさん届きます。寄付の手続きの最後の画面で、チェックが入っていないか確かめておくと安心です。
返礼品は、果物やお肉から、ティッシュやトイレットペーパーへ
今の私が選んでいるのは、日用品です。前回はトイレットペーパー、今回はボックスティッシュにしました。
日用品に変えたのは、ポイントの上乗せがなくなったからではありません。上乗せがあったころから、日用品を選ぶようになっていました。
今年2回目の寄付は、2026年10月12日でした。
- 寄付先:栃木県小山市
- 寄付額:16,500円
- 返礼品:ボックスティッシュ60箱(1箱440枚)
- 寄付金の使い道:子どもの健全育成と子育て支援


日用品を選ぶ理由は2つあります。毎日必ず使うものであることと、お店で買うとかさばることです。
私がよく行くお店では、トイレットペーパーは12ロール、ボックスティッシュは5箱のパックが多く並んでいます。
どちらも軽いのにかさばるので、買い物のついでに持ち帰れるのは、1パックか、多くても2パックまでです。返礼品なら、まとめて家に届きます。
返礼品で届いたからといって、使う量を増やしてはいません。いつもお店で買っていたものが、家に届くようになっただけです。
「特に欲しい返礼品がないから、ふるさと納税はしない」という50代の声も見かけました。
欲しい返礼品が思いつかない人こそ、毎日使う日用品から選んでみてください。どうせお店で買うものなので、届いて困ることがありません。
返礼品だけでなく、寄付金の使い道も選べます
自治体によっては、寄付金の使い道を選べます。今回の小山市への寄付では、「子どもの健全育成と子育て支援」を選びました。
日本は少子高齢化が進んでいます。未来の日本を明るくするためにも、子育てしやすい環境を整えてほしいと思ったからです。
返礼品を選ぶついでに、自分のお金の行き先も選べるのは、ふるさと納税ならではの良さです。
日用品を頼むときに気をつけていること
日用品の返礼品は、頼んですぐ届くとは限りません。今回のティッシュも「12月以降に順次発送」と書かれていました。
家のストックがなくなる直前に頼むと、届く前に切れてしまいます。余裕をもって頼んでおくのがおすすめです。
もう一つ、2026年10月から返礼品の基準が変わりました。去年と同じ返礼品でも、量や寄付額が変わっている場合があります。(出典:楽天ふるさと納税「2026年10月からの制度改正に関するご案内」)
去年と同じ品を頼むときも、今年のページで量と寄付額を確かめています。
寄付を何回かに分けているのは、一度に上限まで払う余裕がないから
私の寄付は、上限額までの金額を、1年のうちに何回かに分ける形です。
理由は単純で、上限額いっぱいを一度に払うほど、お金に余裕がないからです。ふるさと納税で税金が安くなるのは寄付した翌年なので、寄付するときは、先にまとまったお金を出す必要があります。
50代でふるさと納税をしていない人の声を調べると、「先に大きな金額を出すのに抵抗がある」という理由が見つかりました。先に大きなお金を出すためらいは、私もよく分かります。
分けて寄付するときに、私が気をつけているのは次の3つです。
- 1年の寄付の合計が、上限額を超えていないか
- 12月31日までに、支払いを済ませる
- 収入が変わった年は、去年と同じ感覚で寄付しない
「自己負担2,000円」は、返礼品1つごとにかかるのではありません。
上限額の中で、必要な手続きをした場合の、1年分の寄付の合計にかかる自己負担です。
上限額を超えた分は、そのまま自己負担になります。(出典:国税庁「No.1155 ふるさと納税(寄附金控除)」)
今年の分として扱われるのは、12月31日までに支払いが済んだ寄付です。返礼品が届く日や、カードの代金が引き落とされる日ではありません。カードのエラーなどで支払いが済んでいないと、今年の分になりません。(出典:楽天ふるさと納税「よくある質問」)
収入が変わった年は、上限額も変わります。退職して収入が大きく変わった50代の中には、「今年は見送る」と決めた人もいました。毎年続けるだけが正解ではありません。
確定申告をする年は、ワンストップ特例が使えません
確定申告をしない人は、ワンストップ特例が手軽です
ワンストップ特例は、もともと確定申告をする必要がない人が、寄付先の自治体に申請するだけで、税金の控除を受けられる仕組みです。寄付先が5自治体までなら、確定申告はいりません。
楽天で始めた2022年は、私もワンストップ特例を使いました。当時の私は、自治体から届いた申請書を郵送していました。
今は、マイナンバーカードがあれば、スマホやパソコンからオンラインで申請できます。楽天ふるさと納税では、寄付の履歴のページから申請に進めます。オンライン申請に対応する自治体も、続々と増えてきました。(出典:楽天ふるさと納税「[ワンストップ特例制度]オンライン申請手順」)
気をつけたい決まりは2つです。
- 寄付先は5自治体まで(寄付の回数ではなく、自治体の数)
- 申請は、寄付した翌年の1月10日まで(紙は必着、オンラインは23:59まで)



申請したあとは、自治体の受付が完了したかまで確認しておくと安心ですよ!
ここ数年は、医療費控除のために確定申告をしています
家族の医療費が多い年が続いていて、医療費控除を受けるための確定申告は、今では毎年の恒例です。
確定申告をする年は、ワンストップ特例を申請していても無効になります。1年分の寄付を全部、確定申告で「寄附金控除」として申告する必要があります。(出典:国税庁「No.1155 ふるさと納税(寄附金控除)」)
確定申告をする年は、楽天で寄付するときに「ワンストップ特例申請書の送付:希望しない」を選んでいます。今回のティッシュの寄付でも、「希望しない」にしました。(上の購入履歴の画像の、赤枠の3行目です)
もう一つ大事なのが、上限額です。医療費控除を使う年は、一般的な早見表の上限額と違ってきます。私は、シミュレーションに医療費控除の分も入れて、上限額の目安を確かめました。
今は、寄付の記録をパソコンで取り込めます
確定申告の時期になると、寄付の証明をパソコンの画面で確認できます。自治体から届く紙の証明書を、1枚ずつ待つ必要はありません。
楽天ふるさと納税では、1年分の寄付をまとめた証明書のデータを、確定申告の書類に読み込めます。(出典:楽天ふるさと納税「[確定申告]電子証明書での申請手順」)
最初に設定が必要で、申告そのものが自動で済むわけではありません。それでも、寄付を1件ずつ入力する手間は減らせます。
なお、証明書の添付を省いて電子申告した場合も、証明書は原則5年間の保管が必要です。(出典:国税庁 e-Tax「第三者作成書類の添付省略の制度について」)
よくある質問
- 返礼品が翌年に届いた場合、どの年の寄付になりますか?
-
寄付の支払いが済んだ年です。返礼品が届いた日ではありません。12月に寄付して、返礼品が翌年に届いた場合も、寄付した年の分として申告します。(出典:国税庁「No.1155 ふるさと納税(寄附金控除)」)
- 家族の楽天アカウントで、自分の分を寄付してもいいですか?
-
できません。
楽天ふるさと納税では、注文者の情報(名前・住所)が、寄付した人の住民票の情報とみなされます。私の注文画面にも、同じ内容の確認が出ていました。本人以外の名義で家族の分を寄付するのは、楽天市場の規約で「なりすまし」として禁止されています。控除を受ける本人のアカウントで、住民票と同じ名前・住所にして寄付します。(出典:楽天ふるさと納税「注文者情報に関する重要事項」)
- 確定申告の還付金が「寄付額−2,000円」より少ないのですが、控除されていないのでしょうか?
-
控除されていないとは限りません。
ふるさと納税の控除は、所得税の還付と、翌年の住民税の減額に分かれます。確定申告で戻ってくるのは所得税の分だけで、残りは翌年度の住民税から差し引かれます。(出典:国税庁「No.1155 ふるさと納税(寄附金控除)」)
まとめ|理由は変わっても、ふるさと納税は続けています
- ポイント目当てだったころから、使い慣れた画面で選ぶ今へ
- 返礼品は、果物やお肉から、かさばる日用品へ
- お金に余裕がないので、寄付は何回かに分けている
ポイントの上乗せがなくなっても、ふるさと納税そのものの仕組みは変わっていません。私が毎年確かめているのは、次の3つだけです。
- 上限額(医療費控除を使う年は、医療費控除も入れて)
- 12月31日までの支払い
- 確定申告をする年かどうか
今年の返礼品を考えるときは、普段の買い物でかさばっているものを思い浮かべてみてください。意外と、返礼品の候補が見つかりますよ。
まだ始めていない人は、まずはシミュレーションで、自分の上限額の目安を見てみるだけでも十分です。上限額が分かると、どのくらいの寄付なら自己負担2,000円で済むのかが見えてきます。
楽天ふるさと納税では、日用品の返礼品も探せます。


家計の見直しは、毎月の固定費から始めるのもおすすめです。私がスマホ代を見直したときの話は、こちらにまとめました。









