- Appleで買うと安いと聞くけれど、何か落とし穴はないの?
- ドコモやauなど、携帯会社のお店で買うのと、結局どっちが得なの?
- 今の携帯会社はそのままで、iPhoneの本体だけ買い替えたい
こんなふうに迷っていませんか。調べてみると、出てくるのは乗り換えの割引や「2年で返す」買い方の比較ばかりです。
今の携帯会社はそのままで、本体だけ買いたい人にとっての答えは、なかなか見えてきません。
私は50代の会社員で、FP(ファイナンシャル・プランナー)の資格を持っています。
2026年9月、長女のiPhone 17を、Appleの公式サイトで一括で買いました。長女の携帯会社は楽天モバイルのままです。
本当にAppleが安かったのかを確かめるため、買ったあとで、楽天モバイル・au・ソフトバンク・ドコモの大手4社の値段とも比べてみました。
この記事では、この4社のような携帯会社を「キャリア」と呼びます。
この記事に書くのは、次の3つです。
読み終えるころには、あなたが「Appleで一括」と「キャリアで返す買い方」のどちらに近いか、判断できるようになりますよ。
先に結論です。
割引なしで長く使うなら、わが家の条件ではAppleがいちばん安かったです。ただし、2年で返す買い方や、乗り換えの割引を使う場合は、キャリアのほうが安くなることもあります。
長女のiPhone 17は、Appleで一括159,800円で買いました
長女のiPhone 17は、2026年9月29日に届きました。
- 機種:iPhone 17(256GB)
- 買った場所:Appleの公式サイト
- 払い方:一括
- 値段:159,800円(税込)
回線は楽天モバイルのままで、本体だけを買い替えました。長女が楽天モバイルに移った話は、別の記事にまとめています。

Appleで買ったのは、お店に行かずに済むから
Appleで買った理由は、いくつかあります。
- 携帯会社のお店に行くのが面倒
- 2年で返すかどうか、悩まなくていい
- 余計なものまで勧められそう
お店に行くと、本体のほかにもオプションなどを勧められそうな気がして、正直なところ気が重かったです。Appleの公式サイトなら、家で選んで、そのまま注文できます。
もう一つ、わが家はワイモバイルも使っています。ただ、ワイモバイルでは通常のiPhone 17を売っていませんでした。(2026年10月15日時点。iPhone 17eなど、ほかの機種はあります)
携帯会社で買うなら、どこで買うかから考える必要がありました。
0%の分割があっても、一括にした理由
Appleにも、金利0%の分割払いがあります。それでも一括にしたのは、先のことは分からないと思ったからです。分割にすると、何年も支払いが続きます。その間に家計に何が起こるかは、誰にも分かりません。
ただ、いちばん大きかったのは、一括で払えるお金が手元にあったからです。まとまったお金を一度に出しにくいときは、金利0%の分割も十分に使える選択肢だと思います。
なお、iPhone 17は発売時(2025年9月)、256GBで129,800円でした。(出典:Apple「iPhone 17の発表(2025年9月9日)」)私が買ったときは、30,000円高くなっていました。
ちょきまる値上げは仕方がないこと。気にしても仕方がないと割り切っています。
割引なしの本体代では、Appleがいちばん安かった
買ったあとで、同じiPhone 17(256GB)の本体の値段を、大手4社と比べてみました。乗り換えの割引や、返す買い方を使わない値段です。


⚠️2026年10月15日時点の、各社の公式サイトの値段です。auとソフトバンク、ドコモは、その会社の回線を使っている人が機種変更するときの値段で、回線の契約内容によって変わります。回線の手数料や、毎月の通信料は入っていません。
(出典:Apple「iPhone 17を購入」、楽天モバイル「iPhone 17」、au「iPhone 17」、ソフトバンク「iPhoneの価格比較」、ドコモ「iPhone 17」)
長女と同じく楽天モバイルを使い続けて、本体を返さずに持つなら、Appleで買ったほうが17,000円安かったことになります。
キャリアの値段が高いのは、「分割の金利が高いから」ではありません。キャリアの返す買い方にも、金利0%の案内があります。違うのは、本体の値段そのものと、返すときの条件です。
2年で返す・乗り換えるなら、キャリアが安くなることもある
ここまで読むと「Appleがいちばん安い」と思うかもしれません。ただ、条件が変わると、キャリアのほうが安くなる場合もあります。
約2年で返すなら、払うお金はAppleの6割弱
キャリアには、本体を約2年で返すと、残りの支払いがなくなる買い方があります。
楽天モバイルの「買い替え超トクプログラム」なら、iPhone 17(256GB)を24回払ったあとで返すと、払うお金は91,692円です。(24回分の88,392円と、返すときの手数料3,300円)
Appleの159,800円より、68,108円少なく済みます。
⚠️ただし、返した本体は手元に残りません。傷や故障があると、別に費用がかかる場合もあります。申し込めるのは18歳以上の本人で、本人名義の楽天カードで払うことが条件です。(出典:楽天モバイル「買い替え超トクプログラム」)
乗り換えの割引を使うと、返さなくてもAppleより安い例がある
auに乗り換える場合の値段は、2026年10月15日時点で147,200円でした。
返さずに持ち続けても、Appleより12,600円安い計算です。(出典:au「iPhone 17」)
⚠️乗り換えには、対象の料金プランなどの条件がつきます。毎月の通信料が上がれば、家計全体では高くなる場合もあります。
Appleにも、分割と買い替えの仕組みがある
Appleでも、ペイディを使った金利0%の36回払い(口座振替か銀行振込で払う場合)を選べます。
24回目か25回目まで払って、良い状態の本体を下取りに出し、新しいiPhoneをAppleで買うと、残りの支払いを済ませられる仕組みも用意されています。(出典:Apple「分割払い」)



「返す買い方ができるのはキャリアだけ」ではありません。
それでも、返す買い方を選ばなかった理由
わが家が返す買い方を選ばなかったのは、「返しても、次の機種をまた買わないといけない。それって、ずっと分割を払い続けているのと変わらない気がする」からです。
最近はiPhoneも高くなりました。だからこそ、1台を少しでも長く持ちたいと思っています。長女のiPhone 17も、最低3年は使ってほしいと思っています。
返す買い方が悪いわけではありません。2年ごとに新しい機種にしたい人なら、返す買い方のほうが合っています。


iPhone 13 Proの下取りは、見積もり42,000円が11,000円に
長女が前に使っていたのは、iPhone 13 Proです。iPhone 17を注文するときに、Appleの下取り(Apple Trade In)も一緒に申し込みました。注文した時点の見積もりは、42,000円でした。
ところが、長女のiPhone 13 Proは、使い方が雑だったせいもあり、カメラの機能が壊れていました。
届いた本体を調べて、下取り額が11,000円に変わった
下取りの流れは、次のとおりです。
- 9月24日
iPhone 17と一緒に下取りを申し込む - 10月4日
配送業者がiPhone 13 Proを集荷 - 10月8日
下取り額の変更のメールが届く - 同じ日
変更を承諾して、下取りが完了
下取りに出すときは、決められた手順でiPhone 13 Proを初期化(データを消して、買ったときの状態に戻すこと)して、集荷に来た配送業者に渡すだけでした。



初期化して、取りに来た人に渡すだけ。思ったより手軽でした!
10月8日にAppleから届いたメールには、「カメラが動作しない」ため、下取り額を42,000円から11,000円に変更したと書かれていました。31,000円の減額です。


メールには、選べる道も2つ書かれていました。
- 承諾する:11,000円で下取り
- 承諾しない:下取りはキャンセル、本体は返却
返事の期限は、メールが届いてから14日以内でした。
正直、安いと思った。それでも承諾した理由
1,000円という数字を見て、正直、安いと思いました。それでも、「一番カンタンで確実だよね」と考えて、メールが届いて1時間ほどで承諾しています。
メルカリで売らないと決めている以上、ほかに売る先はありません。カメラの壊れた本体が戻ってきても、仕方がないと考えました。
11,000円は、iPhone 17を一括で払ったクレジットカードに返金されました。カードの明細にも「−11,000円」と載っています。
下取りに出す前に、知っておきたい点は3つです。
- 見積もりは、届いたあとの検査で変わる
- 一括払いなら、返金は本体を送ったあと
- 「探す」の設定を切っておく
下取りの額は、本体の状態と、届いたあとの検査で決まります。
申し込んだときの見積もりが、そのまま戻るとは限りません。
「探す」の設定を切り忘れると、下取りの額が変わることもあります。
(出典:Apple「下取りプログラムの規約」)
なお、Appleの購入画面の説明では、ペイディの分割で買う場合は、下取りの額がその場で値引きされます。
メルカリで売らなかったのは、トラブルが怖かったから
私は普段、メルカリで不用品を売っています。それでも、スマホは売りませんでした。
精密機器は、売ったあとのトラブルが怖いからです。買った人から「動かない」「説明と違う」と言われたら、と考えると、手を出せませんでした。
トラブルの心配さえなければ、メルカリで売るのがいちばん高く売れたと思います。
ただ、売れた金額から手数料(10%)と送料が引かれます。
手間とトラブルの心配まで考えて、わが家は「カンタンで確実」なAppleの下取りを選びました。
よくある質問
- Appleで買ったiPhoneは、今の携帯会社でそのまま使えますか?
-
使えます。
ただし、日本で売られているiPhone 17はeSIM(本体に契約情報を書き込む方式)だけに対応しています。
今のSIMカードを差し替えて使うことはできません。(出典:楽天モバイル「iPhone 17」)
eSIMへの移し方は、回線会社ごとに確かめてください。iPhone同士なら、クイック転送で手続きなしに移せる場合もあります。(下の4問目)
- 子ども用のiPhoneでも、Appleの金利0%の分割は使えますか?
-
ペイディの分割を申し込めるのは、18歳以上の本人です。
代わりの人の申し込みはできません。(出典:ペイディ「ペイディあと払いプランApple専用」)
18歳未満の子どもは、本人では申し込めません。分割を使うなら、親が自分の名前で申し込むことになります。(審査があります)
わが家は一括だったので、分割の申し込みはしていません。
- iPhoneの本体だけをAppleで買うと、困ることはありますか?
-
わが家では、大きく困ることはありませんでした。
eSIMの切り替えは楽天モバイルの「eSIMクイック転送」で、データの移行もiPhone同士でカンタンに済みました。
手間がかかったのは、アプリの設定のやり直しです。パスワードの入れ直しは長女がほとんど自分でやり、銀行やSuicaだけ少し手伝いました。
どれも数時間で終わっています。機種を替えるときの「儀式」のようなもので、どこで買っても同じ手間です。
ただし、楽天モバイルの店頭のデータ移行サポート(有料)と、楽天の補償「故障紛失保証 with AppleCare Services & iCloud+」は、楽天で買った本体が対象です。(出典:楽天モバイル「データ移行サポート」「故障紛失保証 with AppleCare Services & iCloud+」)
Appleで買うなら、補償はAppleの「AppleCare+」を、買ってから30日以内に考えましょう。(出典:Apple「AppleCare+に加入する」)
- eSIMは、機種を替えるたびに再発行が必要ですか?
-
必ずしも必要ではありません。
iPhone同士で「クイック転送」が使えれば、別に再発行を申し込まなくても、電話番号を新しいiPhoneへ移せます。(出典:楽天モバイル「eSIMクイック転送の手順」)
クイック転送が使えない場合は、回線会社での手続きが必要です。手数料は、楽天モバイルのeSIM再発行が0円、ワイモバイルはウェブなら無料、店頭なら4,950円です。(2026年10月19日時点。出典:楽天モバイル「各種手数料」、ワイモバイル「各種手数料」)
古いiPhoneを下取りに出す前に、電話・SMS・Suica・銀行のアプリが新しいiPhoneで使えるかを確かめておくと安心です。
⚠️Suicaは、古いiPhoneのウォレットで「削除」すると、新しいiPhoneへ引き継げる状態になります。一方、eSIMは移し終わるまで削除しないでください。(出典:JR東日本「iPhoneからiPhoneへのSuicaの移行」)
まとめ|本体だけ買うなら、Appleの値段を基準にする
- 割引なしで長く持つなら、Appleがいちばん安かった
- 2年で返す・乗り換えるなら、キャリアが安いこともある
- 下取りの見積もりは、本体の状態で大きく下がる
わが家は「お店に行かずに済む」「返すか悩まなくていい」「長く持ちたい」の3つで、Appleの一括を選びました。
どの買い方が正解かは、人によって違います。
まずは、Appleの公式サイトで、欲しい機種の値段を見てみてください。その値段を基準にすると、キャリアの見積もりが高いのか安いのか、すぐに分かりますよ。
スマホ代そのものを見直したいときは、私がスマホ代を見直した話も参考にしてください。










